Tokyo Bay Youth Choir と私

 自己紹介の時「第○回JCAユース参加者です」とか「○○合唱団所属で」とかそう名乗れる何かがなくて、「谷さんのファンです」とだけ言って端のほうでコソコソしていた私がTICCに出て単独演奏会でピアノを弾いてSing in企画で弾いているなんて、人生何が起こるかわからない。

 Sing in企画にて「葵ちゃんはTBYCの専属ピアニストです」と谷さんからお墨付きを頂きました。2023年の演奏会情報が先日解禁されましたがそちらもどうぞよろしくお願いいたします。今後の出演情報のところに載せます。

 歌い手・一団員として所属した初めての団。この時、大学でドイツ語をサボっていた自分を本気で恨んだ。なんで他の教科は比較的頑張ったのにそこだけ甘かったんだ私。電車の中で一生懸命楽譜にカタカナを振っていた当時。かなり遠回りで無謀な勉強方法だったと思うけど、無駄なことを蓄積して初めて見える景色もある。どんな分野でも。

 だからってこの学び直しが良かったとは一ミリも思っていない。息と水は溜めたら腐るけど、知識は腐らないんだから…。

 このコロナ禍。

 ピアニストとして?歌い手として?合唱指揮者として?人として?音楽への関わり方を本気で悩んだ時があった。TBYCへの関わり方も然りで(TBYCに限った話ではないけどまあここはそれだけ)。音楽への関わり方は正直未だに1週間に1回くらい頭をよぎるけど。

 音楽は趣味?職業?それとも両方?人生のほとんどを音楽に割いてきて、今更音楽を辞める?ピアノを弾くことの目標をどこに持っていく?

 自己理解が足りていなかった。もちろん今もだけど。

 その時の出した結論として「TBYCを辞めた」けど、TBYC大好き、谷さん大好きの音楽家として誠心誠意現場に向かっていることに変わりはない。

 組織というものの中ではその考えは甘すぎるんだけど、私が悩んだその中では、あらゆる関係性や感情に名前をつけることはあまり意味を成さなかった。結論を出してから2年くらいでそんなことをぼんやりと思っている。いつだって変化は訪れる。もしかしたら3日後くらいに恐ろしく後悔する可能性もあるけど。いいじゃんそんな人生。知らんけど。

 人生で、団員として所属する団がTBYCで良かったと心から思っている。指揮コンで谷さんの指揮に、音楽に魅入られて「いつか谷さんの指揮で音楽がしたいです」と、本人にお伝えしていて本当によかった。

 一時期は有り余る愛を爆散させる広報担当にまでなったけど、いつものキショムーブをネタとして受け流してくれて(受け入れる、じゃないのが重要なんだ)、人同士としては適度な関心と適度な無関心で居てくださる、そんなみんなが好きで。皆様大人なんだぁ。

 あ、オトナなユースクワイアだしね…。

 

 まだ書き足りないし文章の方向がバラバラになってしまったけど首痛めたので寝ます。おやすみなさい。

 1日を採点して終わるのやめよう、どうせ1ヶ月後くらいに忘れてるんだから。