母校に(笑)ってつけないと心がもたない事がある卒業生の一例

 大学時代のことは思い出せないことの方が正直増えてきた。思い出したくないから思い出せないのか、本当に記憶からなくなってきているのかは判断しかねるけれど。

 写真は石橋メモリアルホール時代のものです。自分の卒試だったか先輩の卒試だったかも定かではないけれど、ここからみる景色が好きで、2台ピアノが美しくて。大好きなホールだった。プロになったら絶対に帰ってきたいと心から思っていた。まさか物理的に叶わなくなるとは。

 上野駅の駅出口案内が「石橋メモリアルホール」から「飛行船シアター」に変わっているのを見た時、ああもう本当に全て取り返しがつかないことになったんだなと悲しくなったものです。あまりに救いがなかった。

 本気で憤ったって、本気でどうにかしようったって、いろんなことには限界があることを知りました。どちらが正当とかそういう段階ですらなく。無理なものは無理、っていう瞬間は、世の中には確かに存在しますね。

 なんで今それを文章にして書いてるかって、別に大きな理由は無いけど、私は自分が苦しんでいる・いたのと同じ内容で苦しむ人を見たり、その跡を感じると辛いです。嫌だ。

 嫌だとか嫌いだとか、明確に決めつける言葉遣いを最近避けているんですが、これはどうしようもなくそうです。